2009年12月 7日
Dell Studio XPS 8000の持ち味は、たった9万円ほどの本体価格で動画や音楽を楽しむために必要な性能がギッシリと詰まっているところ。
実写のようにリアルな3Dゲームをプレイしたり、動画の編集・エンコードなど積極的にパソコンを使い倒したいユーザーに最適な一台です。
※Studio XPS 8000は販売終了しています。リニューアルされたStudio XPS 8100をご覧ください。
マルチメディアを快適にする高性能が満載
デジタル一眼レフのROWデータやハイビジョン映像、実写としか思えないような3Dグラフィック。パソコンが扱うコンテンツはどんどん高精細になっています。
映像や画像がキレイになるほどデータ量はドンドン膨大な容量に。そんな大きなデータをサクっと処理するには、もはやデュアルコアCPUでも間に合わなくなってきました。
特に画質の向上はここ1~2年のあいだで急速に加速したため、3年前に買ったばかりというパソコンでも遅いと感じるようになったのではないでしょうか?
今どきレベルの高画質なデジカメ画像やリアルな3D映像をサクサクと処理するには、高性能なクアッドコア・プロセッサと大容量のメモリ、そしてパワフルなグラフィックが必要です。
そんな条件を満たすパソコンなら軽く20万円オーバー?と思いがちですが、Dell Studio XPS 8000はたった9万円ほどで、こんな厳しい条件を軽くクリアしてくれます。
Intel Core i7とCore i5搭載


Studio XPS 8000に用意されているIntel Core i7とCore i5プロセッサは、どちらもクアッドコアと呼ばれるCPU。
クアッドコアと言えば同じIntelに「Core 2 Quad」もありますが、こちらはデュアルコアの「Core 2 Duo」を2つ並べたような廉価版、というより間に合わせ的な作りなのに対して、Core i7とCore i5は純粋なクアッドコアとして新設計されたもの。
キャッシュメモリの最適化や通信速度の改善など細部まで見直されたほかに、ユーザーの使用状況に応じて自動的に性能を調節してくれる賢い機能も備わっています。
状況に応じてオーバークロックする「インテル ターボ・ブースト」機能
クアッドコア・プロセッサは命令を処理する部分(コア)が4つありますが、4つのコアを全部動かすより、2つのコアを集中的にパワーアップさせるほうが効果的な場合があります。
例えば音楽CDから取り込んだデータをiPodなどの携帯プレーヤー用に変換するようなときは、少ないコアを高クロックで回すほうが処理が速くなります。
Core i5とCore i7に内蔵された「インテル ターボ・ブースト」は、CPUに余裕があるときに不必要なコアの動きを止めて、その分のパワーを残ったコアへ回すことで自動的に動作クロックを高めてくれるもの。つまり全自動のオーバークロック・システムです。
一昔前はオーバークロックというとマニアックなユーザーの裏技という手法でしたが、今では面倒な設定や難しい知識も必要もなく、その時々の状況に合わせてCPUが自分で判断して出力を変化させてくれます。
最大8つのスレッドが可能な「ハイパースレッディング」機能
これはCore i7シリーズだけになりますが、4つのコアを更に2つずつあるように動かすのが「ハイパースレッディング」です。
各コアが命令を処理するとき、わずかなロスタイムを利用して別の命令を割り込ませることで、1つのコアが2つあるかのように振舞う並列処理を可能にしています。
「ハイパースレッディング」機能は画像処理ソフトの「Adobe Photoshop」など、マルチスレッドに対応したソフトウェアを使うことで、膨大な画像や映像データなどを複数のスレッドに分散してスピーディーに処理。フィルター処理やレンダリングなどCPUに大きな負荷がかかる作業を短時間で済ませることができます。
高精細な映像を表現する「NVIDIA GeForce」を搭載
3DゲームやHD動画などが表現する実写のようなリアルな映像は、パソコンにとって一番たいへんな作業です。自然界に含まれる曖昧で微妙な色彩を表現するには、膨大な色データを瞬間的に処理する必要があるためです。
Studio XPS 8000ではこうしたリアルな映像の処理に強い
- NVIDIA GeForce GT 220 1024MB (DVI/HDMI/VGA付)
- NVIDIA GeForce GTS 240 1024MB (DVIx2/TV-Out付)
- NVIDIA GeForce GTX 260 1792MB (DVIx2/TV-Out付)
の3つから選択可能。デジカメ画像の編集、動画の視聴などには「GT 220」や「GTS 240」で十分以上ですが、Studio XPS 8000を選ぶユーザーならやっぱりより高精細な「GTX 260」を選びたいところです。
※NVIDIA GeForceの詳細内容はこちらのページでご覧になれます。
動画の変換なら「CyberLink MediaShow Espresso」
Studio XPS 8000購入時にぜひ選んでおきたいオプションが「CyberLink MediaShow Espresso」。これはCPUやグラフィックカードの性能を利用して、高速に動画の変換を行うソフトウェアです。
例えばパソコンで観ている動画をiPodや携帯電話などに入れて観たいときや、YouTubeなどの動画共有サイトにアップロードしたいときがありますね。そのためには動画をアップロード先の形式に変換(エンコード)する必要があります。
こうしたエンコード作業はデータ量や計算する量が多いため、とても時間がかかる処理ですが、「CyberLink MediaShow Espresso」は簡単な操作でスピーディーに変換することができます。
最大8スレッドまでに対応しているためCore i7のハイパースレッディングを活かし、更に一部の処理はGeForceカードに移して高速に動画のエンコードを終了させることが可能です。
通常は3,980円で市販されているソフトウェアですが、Studio XPS 8000と同時購入なら3,150円と少し安く購入できるので、これは絶対追加しておきたいオプションです。
※「CyberLink MediaShow Espresso」の詳細内容はこちらのページからご覧になれます。30日間試用できる体験版もありますので、ダウンロードして試してください。
最大16GBの大容量メモリが搭載可能
どんなに高性能なプロセッサを積んでいても、メモリが少ないとCPUの性能を引き出すことはできませんが、Studio XPS 8000はオプションで高速なDDR3メモリが16GBまで用意されています。
その大容量メモリを使えるようにしているのが、64bit版のWindows 7。32bit版ではOSの制限で3GBほどしか使えなかったメモリですが、64bit版Windowsではそれ以上のメモリでもしっかり認識して利用することができるようになっています。
特に動画など大量のデータを扱うときに丸ごとメモリの中で処理できるため、CPUパワーとの相乗効果でスピーディーに編集することができます。
とは言ってもDDR3メモリはまだ高価なため、本気で16GBも搭載するとメモリだけで10数万円オーバー。キャンペーン・パッケージでは2GB×2枚で4GB仕様も出ていますので、当面はこれで様子見。もしメモリ不足を感じるようならメモリ価格が下がった頃に、空いている残り2つのメモリスロットに増設という方法が良いかもしれません。
観る・聴く・撮るも全部Studio XPS 8000で
これだけの性能を持つStudio XPS 8000ですから、できないことはない!と言えるほど何に使ってもOKです。
まずテレビ番組の録画は必須条件ですね。見積ページでは地デジチューナーも選択できるほか、ハードディスクも最大で2TB(テラバイト)まで拡張できるので、フルハイビジョン映像をたっぷり録画することも。さらに光学ドライブはブルーレイも用意されています。
最後に意外と見落とされがちというか軽視されがちなサウンドカードですが、できれば選択しておきたいオプションです。3DゲームやDVDで臨場感のあるサラウンドを楽しんだり、パソコンを使ってDTMをしたいという人にもマストアイテムじゃないでしょうか?
ざっとStudio XPS 8000の主な特徴を紹介してきましたが、ここまで高い性能を持つデスクトップ・パソコンが本体価格9万円ほどで買えるのは、かなりスゴイんじゃないでしょうか?
今までは同じDellのStudio Desktopが高性能で低価格を武器に根強い人気を保ってきましたが、今後はその座をStudio XPS 8000に譲り渡しそうです。
3Dゲームや動画・音楽などマルチメディアをたっぷりと楽しみたいユーザーにとっては、じっくり検討する価値があるモデルとなっています。


