2008年3月29日
Inspiron 530はInspiron 545にモデルチェンジしています。
グレードアップして格安PCへ転身
InspironシリーズはDellのブランドの中でもベーシック・モデルという位置付けですが、Inspiron 530の場合はその内容の高さから、むしろ上級モデルとして位置づけられていました。
しかし2008年にミドルクラスとしてStudioブランドが新設されたため、Inspiron 530はその位置付けに変化が出ています。
現在では価格が引き下げられたことで、他社の同じ価格帯のデスクトップPCよりも高性能を武器に、格安パソコンのシェアを狙っているようです。
上級モデルから格安モデルへ転身
低価格化が進むパソコン市場ですが、デスクトップPCの場合はeMachinesやマウスコンピューターなどがエントリーモデルとして販売する5万円前後のモデルに人気が集中しています。
以前のInspiron 530はそれら5万円パソコンよりも上のクラスに位置していたため、価格を重視するユーザーよりも性能や操作性を重視する上級者向けのモデルという性格でした。
また以前のInspiron 530はモニタとセットでのパッケージ販売が中心だったので、本体だけを安く購入できるキャンペーンも年に数回ほどしか行われませんでした。
ところが昨年の秋以降からは本体のみで購入できるキャンペーンが多くなり、価格も若干引き下げられました。そして年が明けた2009年1月現在は更に安くなり、遂に本体価格は49,980円と5万円パソコン市場へ参入。
Inspiron 530は以前の上級モデルから、一気に格安パソコンとして大きく位置付けが変わっています。
ビデオカードが標準仕様に
Inspiron 530はデビューが2007年6月とDellにしては長寿モデルになっていますが、性能は今でも不足を感じないほどの高さです。逆に言えば当初から奢り過ぎた内容だったため、このサイトでも迷ったらこれ!と紹介していました。
でもその間に少し古さを感じさせるようになったのが、チップセット内蔵のビデオ機能です。
2008年はAMD社、Intel社ともにチップセット内臓のビデオが高性能化し、ようやくWindows XP時代から引きずっていたネガティブな要素を払拭しました。
そのためデビューから1年半が経っているInspiron 530は、最新モデルに比べると内蔵ビデオの性能が見劣りします。
他社の5万円パソコンもビデオ機能については同様で、むしろ価格を抑えるために、敢えてXP時代のプラットフォームを利用しているものもあります。
しかしDellはInspiron 530のビデオ機能の古さをカバーするため、新たに「ATI Radeon HD 3450」ビデオカードを標準装備することで、弱点を解決しました。
ビデオカードを装備することで、ネックだった内蔵のビデオ機能はキャンセルされるため、むしろ今まで以上に描画性能は高くなっています。と同時に他社の5万円パソコンに対して、大きくアドバンテージを広げました。
VistaとXP 選べるWindows
Inspiron 530に標準搭載されるOSはWindows Vista Home Premiumですが、ダウングレードでWindows XPを選ぶこともできます。
ダウングレードはVistaとXPの両方が付属するため、XPで注文しても後からVistaにアップグレードすることができます。
現時点ではいろいろと不便なVistaよりも、今までのソフトウェアが使えるXPのほうがお勧めです。
また今年の年末か来年早々には「Windows 7」が登場します。XPからは直接アップグレードできないようですが、ダウングレードならVistaも付属するので、スムーズにWindows 7に乗り換えることができます。
格安・高性能なデスクトップを買うラストチャンス?
2008年の年末から、DellはノートPCの新製品をリリースしてきました。次はデスクトップPCもモデルチェンジが行われるでしょうから、Inspiron 530は近いうちに販売終了すると思います。
新製品は当然価格もアップするので、格安で高性能なデスクトップPCを購入するなら、今が最後のチャンスになるかもしれません。
ほんの少し前までは上級モデルとして君臨していたInspiron 530ですから、現在のレベルでも性能は一級品ですし、何より高い拡張性があるので、更に性能を上げられる余地もタップリ残されています。

