Inspiron 530と531の違いを斬る!
DellのデスクトップPCではトップの人気を誇るInspiron 530。ところが同じデザインなのに名前がちょっと違うInspiron 531というモデルもあります。さらにスリムケース型のInspiron 530sにも、そっくりさんな531sというモデルもあります。
530と531って、どこがどう違うのでしょうか?
総合力の530、コストパフォーマンスの531
まずDellのInspironデスクトップPCの名前には、下記のような法則があります。それは、
- 数字の末尾が0ならIntel製CPU
- 数字の末尾が0以外ならAMD製CPU
を搭載しているという法則です。
Inspiron 530と530sは、チップセットとCPUはIntelのパーツで構成しています。対してInspiron 531と531sは、チップセットはNVIDIA製、CPUはAMD製となっています。
※NVIDIA社はAMD社の傘下にあり、両社は事実上同じ企業グループです。なのでここではIntelとAMDに大別して説明をしていきます。
まずDellではIntel製CPUを搭載したモデルのほうが、AMDモデルよりも上級グレードに位置づけています。つまりInspiron 530シリーズは531シリーズよりも、ちょっと上の性能と言うことです。
ここで、なんだAMDって性能悪いのか!と単純に考えるのは早計です。
技術は一流だが資本力で後塵を拝したAMD
と言うのは、現在CPUの標準となったデュアルコアに関しては、AMDのほうがIntelよりも先駆けていました。Inspironシリーズにも搭載されているAMD Athlon 64x2というCPUは、AMD社がIntelよりも早くにリリースした非常に完成度の高いCPUです。
ところがその後はIntelもCore Duo、そして現在のCore 2 Duoをリリースし、AMDを凌駕してしまいました。AMDはIntelに比べると企業規模が小さいため、現在のところAthlonに変わる新しいCPUは、まだリリースしていません(TurionはモバイルAthlonの改良版)。
AMDのAthlon 64x2は、ベンチマークでCore 2 Duoと比較すれば数値上は劣るでしょう。しかしあくまでもテストデータとしてはと言うことです。実際にパソコンを使っていて、Core 2 DuoとAthlon 64x2では体感できるような差はありません。
でもそうは言っても、より高性能なほうが欲しくなるのが人情というものです。このままでは知名度で上回るIntelに食われてしまうのは必至。そこでAMDは対Intel戦略として、CPUの価格を大幅に引き下げると言う手段に出ました。
そのため、実用上はほとんど差はないものの、AMDのCPUを搭載した531シリーズのほうが価格設定は低くなっています。
数値上の性能を求めないなら531の買い得感は高い!
これは個人的な見解で、けしてIntelを手嫌いする気はないのですが、AMDを搭載するInspiron 531シリーズは、とてもコストパフォーマンスは高いと思います。もし最上級の性能を求めず、Intelという巨大ブランドに対するロイヤリティーがなければ、AMDのCPUを搭載した531シリーズは狙い目です。
左の画像はAMDのCPUを搭載したInspiron 531s。
Dellのデスクトップ中で最も低価格なモデルですが、そのパフォーマンスは非常に高く、2008年4月上旬ではDellデスクトップPCで3位の売り上げとなっています。
但し531は選択できるグラフィックボードがちょっと弱いので、より高性能なグラフィック性能を求めたいなら530シリーズを選んだほうが正解です。
あとは設置スペースに余裕があるかどうかで、ミニタワーの530と531、スリムケースの530sと531sどちらにするか決めるといいでしょう。
それぞれ個別の特徴については、当サイトの
またはDellのWebサイトでご覧ください。
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