2011年4月14日
Dell Vostro 3450はインテルの第2世代Core i プロセッサーを搭載した、14.0インチ画面のビジネス向けノートPC。
見た目は旧モデルのVostro 3400からキープ路線ですが、Vostro 3450はチップセットも含めて、中身は最新のプラットフォームにリニューアル。内蔵グラフィックス機能が大幅に強化されたほか、処理性能も旧Core i プロセッサーから格段に進化しました。

今のノートPCは15.6インチの画面サイズが主流になっているので、Vostro 3450のような14インチサイズはあまり多くありません。それでも未だに14インチのノートPCには根強いファンがいます。13.3インチではちょっと小さいし15.6インチだと大き過ぎるということで、どちらにも使いやすいギリギリのサイズが14インチのようです。

Vostro 3450は第2世代 Core i プロセッサーの搭載に伴って、2011年3月に他のVostro 3x50シリーズと同時にデビューしています。基本的なスペックはシリーズでほとんど共通となっていますが、一番の注目ポイントはやはり大幅に性能アップした内蔵グラフィックス機能(GPU)ですね。
従来の内蔵GPUはチップセット(ノースブリッジ)に統合されていましたが、先代のCore i プロセッサーからはCPU内蔵になりました。但し一応内蔵したという程度だったのが、第2世代 Core i プロセッサーでは完全にCPUとGPUが統合されています。
第2世代Core i プロセッサー内部の略図

※図はクアッドコアの場合。
第2世代Core i プロセッサーの機能で特に注目されるのが、CPUと完全に統合された内蔵グラフィックス(GPU)です。全体の約1/4をGPUが占めており、GPUとはラスト レベル キャッシュと呼ばれる3次キャッシュを共有しています。メモリ・コントローラーやシステム・エージェント(チップセットが担っていた機能)とはリングバスによってシームレスに連結されています。
旧Core iでは、GPUがCPUのパッケージに収められただけの統合でしたが、今回はきっちり完全統合を果たしています。略図を見てもCPUとGPUがムダなく機能しているのがわかりますね。
| CPUクロック | コア スレッド | GPUクロック | 3次キャッシュ | TDP | |
|---|---|---|---|---|---|
| Core i3-2310M | 2.1GHz | 2コア 4スレッド | 650MHz~ 1100MHz | 3MB | 35W |
| Core i5-2410M | 2.3GHz~ 2.9GHz | 2コア 4スレッド | 650MHz~ 1200MHz | 3MB | 35W |
| Core i5-2520M | 2.5GHz~ 3.2GHz | 2コア 4スレッド | 650MHz~ 1300MHz | 3MB | 35W |
| Core i7-2620M | 2.7GHz~ 3.4GHz | 2コア 4スレッド | 650MHz~ 1300MHz | 4MB | 35W |
Vostro 3450で選択できるのは、デュアルコアのCore i プロセッサーですが、ハイパー・スレッディング機能によって2コアでもスレッド数は4スレッドになります。
さらにCore i5とCore i7はターボ・ブースト2.0によって、CPUのクロック数が状況にあわせて上昇します。
CPUと同様にGPU(グラフィックス)コアもクロック数に幅がありますね。これが第2世代Core i プロセッサーの特徴のひとつ、インテル ダイナミック・フリークエンシー。
ダイナミック・フリークエンシーはGPU版のターボ・ブーストで、ビデオ編集など高いグラフィックス性能を要求するソフトウェアを使用するときに、内蔵GPUのクロック数が上昇します。
定格クロック650MHzでも内蔵GPUとしては優秀ですが、ダイナミック・フリークエンシーによって更に1100MHz以上にオーバークロックされるのは、かなり魅力的な機能ですね。Vostro 3450では、高画質なデジカメ画像やHDビデオを編集するときもストレスは感じなくて済みそうです。
もうひとつ内蔵GPUで注目されるのが、高速なエンコードが可能になるインテル クイック・シンク・ビデオ。これまで内蔵GPUしかないPCでは、動画をエンコードするとCPUに大きな負担が掛かりました。インテル クイック・シンク・ビデオは内蔵GPUをハードウェア・エンコーダーとして、CPUへの負担を最小限に抑えながら、短時間でビデオの圧縮・変換を済ませることができます。
例えば作業の様子を撮影したビデオを、Webサイト用にエンコードするときなど、Vostro 3450なら長い時間待たされることなく短時間で変換できます。またCPU使用率も低く抑えられるので、エンコード中に他の作業をすることも可能です。

更に高いグラフィックス性能を得たいなら、Vostro 3450はビデオカードにAMD Radeon HD 6630Mを選択することもできます。
ビデオカードを装着しても内蔵GPUがキャンセルされることはなく、ATI HD Switchable Graphicsテクノロジーが、電源にバッテリーかACアダプターどちらが使われているかを検知して、ビデオカードと内蔵GPUを切り替えてくれます。

その他Vostro 3450の表示に関する特徴をまとめておくと、液晶パネルは画面解像度1366×768の非光沢パネル。
上部にはフルHD対応の高精細なWebカメラを内蔵。外部出力はHDMIの他にVGAポートもあるので、デジタル・アナログどちらにも出力できます。
USBポートは従来のUSB 2.0が1つ、USB 2.0 / eSATA兼用ポートが1つの他、新たにUSB 3.0ポートが2つとなりました。USB 3.0の転送速度は5.0Gbpsと、USB 2.0の480Mbpsに対して10倍以上高速になっています。動画など大容量のデータを転送するときには重宝しますね。
またワイヤレスは802.11b/g/nとBluetooth V3.0+HSのコンボ。画像など大きなデータを送受信するときはBluetoothから無線LANに切り替わるので、Vostro 3350からワイヤレスでプリンタに送信するなど、便利な用途が広がりそうです。

ハードディスクは最大750GBまでのSATA 7200回転(旧Vostro 3500は500GBまで)。フリーフォールセンサーを搭載しているので、万一Vostro 3350を落としても自動的に落下を検知してディスクをストップ。データ損失の可能性を最小限にします。
ここまでVostro 3450と第2世代Core i プロセッサーの特徴についてみてきましたが、冒頭に述べたように、中身はこれまでまったくのベツモノに一新され、非常に魅力的な内容になっています。
特に内蔵GPUが格段に進化したのは、モバイルすることも多いVostro 3450には大きなメリットですね。
また堅牢なアルミボディや指紋認証リーダー、防滴設計キーボードなどは、低価格でもビジネス向けだけにキッチリとした造りになっているのも好感が持てます。
このVostro 3450はあまり多くは売れないでしょうが、多少の軽さや大きさよりもパソコンとしての使い勝手を重視するモバイルユーザーには強く支持されそうです。
Dell Vostro 3450 キャンペーン情報
屋内・屋外どちらでも使いやすい14インチ・ノートPC。最大3.5GHzまでブースト可能なCore i7と4GBメモリ搭載でパワフルな処理性能を発揮します。
Vostro 3450 第2世代Core i7搭載モデル
14.0インチ HD WLED 非光沢ディスプレイ (1366x768)
Windows 7 Home Premium SP1 64ビット
第2世代インテル Core i7-2640M プロセッサー (2.80GHz~3.50GHz)
4GB DDR3 SDRAMメモリ クロック数1333MHz
500GB HDD (7200回転)
AMD Radeon HD6630M 1GB
DVDスーパーマルチドライブ
デルワイヤレスカード 802.11b/g/n
Bluetooth3.0+HS
ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス 15ヶ月版
1年間翌営業日対応オンサイト保守サービス
※この構成からカスタマイズ可能です
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