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Inspiron 620s 地味だけどそつがない優等生

2011年5月18日

Dell Inspiron 620sは省スペースと低価格で、デルのデスクトップPCの中でも人気モデルになっています。

系統としてはInspiron 580sの後継モデルとなりますが、Inspiron 620sはインテルの最新CPU「第2世代Core i プロセッサー」を搭載し、チップセットなどのプラットフォームも一新されました。

Inspiron 620sは普及価格帯の主力商品ということもあって様々な構成内容が用意されていますが、売れ筋としては21.5型フルHD液晶が付属する6万円~7万円台のパッケージに人気が集中しているようです。

Inspiron 620sの詳細をもっと詳しく

Dell Inspiron 620s

フルHD動画を、よりスムーズに美しく再生できる表示性能

Core-i3-SB.jpg

Core-i5-SB.jpg

Inspiron 620sで選択できるCPUは、第2世代Core i3、Core i5 プロセッサー・シリーズまで。上位グレードのCore i7 プロセッサーが欲しければ、XPSシリーズを選んでくださいということですね。

具体的にInspiron 620sで選択可能なCPUのグレードですが、5月時点では以下のようになっています。※選択可能なCPUの種類は予告なく変更される場合がありますので、最新情報は、Inspiron 620s の詳細で確認してください。

Inspiron 620sで選択可能な第2世代Core i プロセッサー ※2011年5月時点
Core i3-2100Core i5-2300
コア / スレッド2コア / 4スレッド4コア / 4スレッド
ハイパー・スレッディングありなし
ターボ・ブーストなしあり
CPUクロック3.1GHz2.8 - 3.1GHz
GPUクロック850 - 1100MHz
キャッシュL2:256KB×2
L3:3MB
L2:256KB×4
L3:6MB
TDP65W95W

Core i3はデュアルコア・プロセッサーですが、1コアあたりで2スレッド処理可能なハイパー・スレッディング機能を搭載。

Core i5はハイパー・スレッディングなしのクアッドコア・プロセッサーに、状況に応じてCPUがクロックアップされるターボ・ブースト2.0搭載、というのが主な違いになっています。

大幅に進化した表示性能で、HD動画もスムーズに再生

Core i3、Core i5 プロセッサーに共通する一番の注目ポイントは、CPUに内蔵されたGPU(グラフィックス機能)の性能が格段に向上したことです。

第2世代Core i プロセッサーではCPUとGPUが完全に統合されたため、パワー・シェアリング機能によってCPUまたはGPUどちらかのクロック数を引き上げることができます。

Inspiron 620sとモニタ

このため高い表示性能が必要になった場合は、ダイナミック・フリークエンシー機能によって、GPUコアのクロック数が最大1100MHzまで上昇します。

ちなみにInspiron 580sに搭載されていた旧Core i3、Core i5プロセッサーのGPUクロック数が733MHzでしたから、これだけでも表示性能が向上しているのがわかると思います。

但し現時点では、Inspiron 620sでグラフィックボードを選択することができません。Inspiron 580sではNVIDIA GeForceを選択できたこともありましたが、デルは今までのようにカスタマイズさせる売り方から、決められたパッケージを選ばせる方法に変えていくようです。Inspiron 620sのグラボについては今後どうなるのか?しばらく様子見ですね。

エンコードが激っ速! インテル クイック・シンク・ビデオ機能

動画のデータ量を圧縮して別の形式に変換することをエンコードと言いますが、一昔前なら一部のちょっとマニアックなPCユーザーがすること、みたいな作業だったかもしれません。

でも昨今では動画をエンコードする機会が当たり前のように増えています。例えばホームビデオをYouTubeなどに投稿したり、ダウンロードしたHD画質の動画を携帯電話などに転送するようなときです。

今までの内蔵GPUしかないPCでは、エンコードするのに非常に長い時間かかっていましたが、Inspiron 620sはGPUに搭載されているインテル クイック・シンク・ビデオ機能が使えるため、動画のエンコードを非常に短時間で済ませることができます。

今どきのスタンダードPCの実力を堪能できる充実っぷり!

Inspiron 620sは意地の悪い見方をすれば、旧モデルのInspiron 580sが第2世代Core i プロセッサー搭載になっただけ、かもしれません。

さらに不満点を言えばUSB3.0がないとか、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブしか選べないとか。

でもInspiron 620sに不満ならXPSシリーズを選べばいいわけで、むしろ今回のモデルチェンジによって曖昧になっていたInspironとXPSの差別化が少しハッキリしたかもしれません。

Inspiron 620sは一般的なベーシッククラスのデスクトップPCですが、「ベーシック」という単語から受ける印象とは大違いの高性能を誇っています。プロセッサーはインターネット中心ならCore i3でも十分以上。Core i5を選べばかなり負荷の高い状況でもスムーズにこなしてくれるでしょう。

派手なセールスポイントがないだけに、実際に使ってみると感激できるポテンシャルがInspiron 620sの持ち味かもしれません。

Inspiron 620sとInspiron 620の違いって?
Inspiron 620sの詳細をもっと詳しく

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